飼い主さんがチーズを食べていると、足元からじっと見つめてくる愛犬。
「ちょっとだけならいいかな?」「でも犬にチーズって大丈夫?」そんな疑問を持ったことがある方は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、犬にチーズを与えても基本的には問題ありません。
ただし、与え方や量、チーズの種類を間違えると、体調不良の原因になることもあります。
この記事では、「犬にチーズを与えても大丈夫なのか」「どんなチーズならOKなのか」「注意すべきポイントや適切な量」などを分かりやすく解説します。
犬はチーズを食べられるのか【結論】

犬は雑食寄りの動物で、乳製品を少量であれば消化できる場合が多いです。
そのため、無糖・無塩・少量を守れば、チーズは犬にとっておやつとして利用できます。
ただし、すべての犬が問題なく食べられるわけではありません。
特に以下のような犬は注意が必要です。
- 乳糖不耐症の犬
- お腹が弱い犬
- 肥満気味の犬
犬の体質には個体差があるため、初めて与える場合は必ず少量から試しましょう。
犬にチーズを与えるメリット

1.嗜好性が高く、ご褒美に向いている
チーズは香りが強く、多くの犬が好む食べ物です。
しつけのご褒美や、投薬補助として使いやすいのもメリットです。
2.たんぱく質やカルシウムを含む
チーズには、筋肉や骨の健康に必要なたんぱく質やカルシウムが含まれています。
ただし、栄養補給目的で大量に与えるものではありません。
3.少量で満足感がある
少しの量でも満足しやすく、食欲が落ちているときのきっかけにもなります。
犬にチーズを与える際の主な注意点
脂肪分・塩分が多い
チーズは人間用に作られているため、犬にとっては脂肪分・塩分が高めです。
与えすぎると、下痢・嘔吐・肥満・膵炎の原因になることがあります。
乳糖によるお腹の不調
犬の中には乳糖をうまく消化できない子もいます。軟便や下痢が見られた場合は、すぐに中止しましょう。
犬に与えても比較的安全なチーズの種類

以下は、犬に与える場合に比較的向いているチーズです。
- カッテージチーズ(無塩)
- モッツァレラチーズ(少量)
- 低脂肪チーズ
- 犬用チーズ(ペット専用)
特に犬用として販売されているチーズは、塩分や乳糖が調整されているため安心です。
犬に与えてはいけないチーズ・避けたい加工品
次のようなチーズは避けましょう。
- ブルーチーズ(カビが危険)
- 味付きチーズ(ガーリック・ハーブ入り)
- スモークチーズ
- プロセスチーズ(塩分・添加物が多い)
また、チーズを使った加工食品(ピザ、チーズケーキなど)も犬には不向きです。
犬に与えるチーズの適切な量と頻度

目安としては、1日の摂取カロリーの10%以下に抑えるのが基本です。
| 犬のサイズ | 目安量 |
|---|---|
| 小型犬 | 5〜10g程度 |
| 中型犬 | 10〜20g程度 |
| 大型犬 | 20g前後 |
頻度は週1〜2回程度が理想です。
子犬・シニア犬・持病がある犬の場合
- 子犬:消化器官が未発達なため、基本的には控えめに
- シニア犬:脂肪分に注意し、少量のみ
- 持病がある犬:腎臓病・膵炎・アレルギーがある場合は獣医師に相談
犬にチーズを与えるおすすめの方法

- 小さく刻んでご褒美として
- 薬を包んで投薬補助に
- ドッグフードにほんの少量トッピング
「特別なおやつ」として使うのがポイントです。
犬種別|チーズを与える際の注意点
犬にチーズを与える際は、体の大きさだけでなく犬種ごとの体質やかかりやすい病気にも配慮することが大切です。
ここでは、代表的な犬種タイプ別に注意点をまとめました。
小型犬(チワワ・トイプードル・ポメラニアンなど)

注意ポイント
- 体が小さい分、少量でもカロリーオーバーになりやすい
- 膵炎になりやすい犬種も多い
与え方のコツ
- チーズは米粒〜小豆サイズにカット
- 高脂肪チーズは避け、低脂肪タイプを選ぶ
- しつけ用のご褒美として「ほんの一口」程度にする
特にトイプードルやミニチュアダックスフンドは膵炎リスクが高いため要注意です。
中型犬(柴犬・コーギー・ボーダーコリーなど)

注意ポイント
- 和犬(柴犬など)はお腹が弱い子が多い
- 脂肪分が多いと下痢しやすい
与え方のコツ
- 初めて与える場合は、ごく少量で様子を見る
- 無塩・無添加のチーズを選ぶ
- トレーニング後のご褒美として活用する
柴犬は個体差が大きく、乳製品が合わない子も比較的多い犬種です。
大型犬(ラブラドール・ゴールデンレトリバーなど)

注意ポイント
- 食欲旺盛でつい量を与えすぎてしまいがち
- 肥満から関節トラブルにつながることも
与え方のコツ
- 量は体格に合わせつつも控えめに
- 毎日与えるのではなく、特別なご褒美として使う
- 低脂肪チーズを選ぶ
ラブラドールは特に太りやすい犬種として知られています。
短頭種(フレンチブルドッグ・パグ・シーズーなど)

注意ポイント
- 消化器系が弱く、下痢や嘔吐を起こしやすい
- 脂肪分が多いと体調を崩しやすい
与え方のコツ
- チーズは必ず少量・低脂肪
- 初回は体調をよく観察する
- 少しでも異変があれば中止する
フレンチブルドッグは食物アレルギーが出やすい犬種でもあります。
シニア犬
注意ポイント
- 消化能力が低下している
- 腎臓や心臓に負担がかかりやすい
与え方のコツ
- 基本的には与えない or 極少量
- 与える場合は必ず獣医師に相談
- 犬用チーズを選ぶと安心
こんな犬には特に注意!

以下に当てはまる犬は、チーズを与える前に慎重になりましょう。
- 膵炎の既往歴がある
- 腎臓病・肝臓病がある
- 食物アレルギーがある
- 肥満気味、ダイエット中
これらの場合は、必ず獣医師に相談してください。
犬種別注意点まとめ(簡易表)
| 犬種タイプ | 注意点 | ポイント |
|---|---|---|
| 小型犬 | カロリー過多 | ごく少量 |
| 中型犬 | 下痢しやすい | 無塩・低脂肪 |
| 大型犬 | 肥満 | 頻度を控える |
| 短頭種 | 消化不良 | 初回は特に慎重 |
| シニア犬 | 内臓負担 | 基本は控える |
犬にチーズを与える際は「犬種・年齢・体質」を考慮し、すべての犬に同じ与え方をしないことが、健康を守る最大のポイントです。
ここまで犬種別の注意点を見てきましたが、それでも『これはどうなの?』と迷うポイントもありますよね。次に、よくある質問をQ&A形式でまとめました。
よくある質問Q&A
Q. 毎日チーズをあげてもいい?
A.毎日はおすすめできません。特別なご褒美として使いましょう。
Q. 人間用のチーズでも大丈夫?
A. 無塩・無添加であれば少量OKですが、基本は犬用が安心です。
まとめ|正しく使えばチーズは犬のおやつに◎

犬にチーズを与えても問題はありませんが、種類・量・頻度を守ることが大切です。
- 無塩・無添加を選ぶ
- 初めては必ず少量から
- お腹の調子をよく観察する
これらを守れば、チーズは犬とのコミュニケーションやしつけに役立つおやつになります。愛犬の健康を第一に考えながら、チーズを上手に取り入れてみてくださいね。
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